『サイトサーチアナリティクス』のレビュー

発売以来、8件のレビューをいただきました。引用して紹介します。全文はリンク先をどうぞ。

まずはGoogleの及川卓也さんより。

本書はこのサイトサーチだけに絞って、1冊にまとめあげた貴重な本である。私の知る限り、この本以外にサイトサーチだけを詳細に解説した本は無い。必要なことはすべて網羅されている。 Nothing ventured, nothing gained.(及川卓也さん)

はい、かなりストイックな本です。

もし、サイトサーチに直接携わらなかったとしても、本書で述べられているデータからユーザーの行動とその背景を推理する手法を学ぶことは、ほかのデータ解析一般についても役立つだろう。ただのデータであっても、ほかのデータと組み合わせることにより、今までぼんやりしていたユーザーの行動原理がはっきりと浮かび上がってくる。

ユーザー視点でリサーチとデータを併用するという考え方は、サイト内検索だけでなく、いろいろな応用が可能ですね。

続いて、札幌で開催したセミナーに参加されたSEOの伊藤さん。

SEOにも役立つような、サイトを改善するためのヒントも多くありましたし、分析に関する具体的な方法について、多くのページを割いて説明されていた所が素晴らしいな、と感じました。SEO Imagination!(伊藤公助さん)

SEOやSEMに関わる方にとっても、参考になると思います。

去年はIAやHCD関係のイベントや勉強会にいくつか参加したりしていましたが、定量的データと定性的データを組み合わせるという話しは常にありましたし、やはり有効な方法であるように思います。くらげだらけ(Kazuyuki Motoyamaさん)
UXが、ユーザーのWhy(意図、動機)を探り、アクセス解析は、What(何が起こっているのか?何が起きたのか)を探ります。分析の対象が異なり、方法も異なりますが、解決することはサービスのデザインであることですが、お互いに補完しあえる関係であることがわかりました。めも帖(かもねぎさん)

定量と定性の組み合わせは大きなメインテーマです。

サイトに求められる真のニーズは、サイトに行き着くまでのサイト外検索結果ではなく、サイト内検索にあるというのは、言われてみれば全くその通りで盲点だったと考えさせられる。

SILENT FLOWER CRACKS CONCRETE(CHIHIROさん)

サイト内検索とサイト外検索の違いは重要ですね。両方を分析すると効果的です。

まず最後の第11章を読んでから、各章のまとめを眺め、第7章で指標のサンプルに鼻息を荒くして(でもこれをこのまま使うとドツボにはまるので注意)、そして気になる章を読んでいくのがいいんじゃないのかなと感じました。

私としては、難しいものではないから、まずはできるところから “データと遊んでみる” ことを、オススメしたいところです。

@mekemoke(こすぎ ひじりさん)

11章から読むのは確かに良いアイデアです。難しくはないので、まずはやってみるのが重要ですね。

Amazonでも2件、レビューをいただいています。

 


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