アナリティクスと解析の違い
本書のタイトルは、なぜサイトサーチアナリティクスと訳したのか?
「アナリティクス」って何?
「アクセス解析」の代わりに「アナリティクス」と言うと、たまにGoogle Analyticsのことだと勘違いされるのですが、「アナリティクス」は「分析」や「解析」を意味する一般用語なのでご注意。Google Analyticsは「GA」(ジーエー)と略すのが一般的です。「Adobeのアナリティクス」と言えば、SiteCatalystのことになります。「Webアナリティクス業界」と言えば、「アクセス解析業界」になります。
ただし、「アナリティクス」は物理学や金融業界にもあるので、(デジタル)マーケティングにおけるアナリティクスに限定するためには「Webアナリティクス」と言うのがUSでは一般的です。
日本では「アクセス解析」?
一方、日本では、歴史的な経緯で「ログ分析」「アクセスログ分析」「アクセス解析」などと呼ばれてきました。「分析」と「解析」の間で揺らいでいます。Webサーバーの「アクセスログ」(いわゆる生ログ)を処理するタイプが減り、ビーコン型が増えてきたため、最近は「ログ」という表記が消えていき、「アクセス解析」「ウェブ解析」が主流になってきました。また、「分析」よりも「解析」の方がやや優勢なのは、「解析」の方が専門的に聞こえるのでビジネスシーンに合うためではないかと個人的には考えています。
Site Search Analyticsを「サイトサーチアナリティクス」とした理由
というわけで、Site Search Analyticsは「サイト内検索の解析」と訳すこともできましたが、SSAという略記を想起できるように、本のタイトルだけカタカナにしました。本文では、「Site Search」は「サイト内検索」と訳しています。
実は、「アナリティクス」と「解析」も、微妙に意味が異なるという事実は、あまり知られていません。解析は分析やアナリシスとどう違うのか?いろいろ調べた結果について、記事にまとめました。じっくりどうぞ。
「アクセス解析」でも「Web解析」でもない - ITmediaマーケティング Web Analyticsは「アクセス解析」や「Web解析」と訳されますが、実はどちらも微妙に異なります。「分析」と「解析」の違い、「アナリシス」と「アナリティクス」の違い、「ログ」や「アクセス」ではない理由など、紛らわしく悩ましい現状について整理しつつ、注意点をまとめました。 |
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アナリティクスと解析の違い
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